2012-01-01から1年間の記事一覧
肯定 は否定しないという意味ではなく 黙って受け入れるという意味ではなく 流れる水を眺めるかのように「いいと思う」とか言うのではなく もちろん無責任に褒め称えるのではなく 肯定 というひとつの意味を持っていてほしいと思う そういう肯定がわたしはと…
誰も教えてくれないことが前提だったから、 急に「教えてあげよう」とか言われてもどんな顔して聞けばいいかわかんないよ。 逆にいえば、あなたはわたしがどんな顔して聞いていても、最後まで教えきってくれるのかな。 とかね。
言葉というものに意味を乗せすぎて、 ありもしない力を求めすぎて、 やがて責任までをも言葉に乗せてしまう、そういうやり方は好きじゃない。 言葉が剣なら、それを振るうのは人間であって、剣そのものは決して人を傷つけないのに。 剣の奥にある人の顔を、…
一日に何度も開け閉めして、生活の中で擦り切れつつあるものの中に少しずつ何かが蓄積され、 いつのまにかそれが腐臭を放つ。 何気なく開けた誰かのクローゼットから骸骨が転がり出てきても なんにも言わずにそれを埋めに行ける人でありたい
おいしいものとの出会いは恋愛。宇宙にあふれる引力。 人のこころは口の中にあるのではないかという、ぼんやりとした仮説
わたしは嫌いな物のことをよく「うんこだな」と貶めるけれど、うんこのことは嫌いではないのだ。嫌いじゃないからこそ、そういうときに使いたいと思う。「使っても大丈夫」という安心感の常にある、うんこという言葉の存在は尊い。
経験者の助言はとても正しいことが多くその助言の通りに行動してさえいればうまくいったと思われることも少なくはないけれどどれだけ正しく説得力のある言葉でも、経験のない人間にはとんでもなく伝わりにくいものだっていうことが往々にして問題であるわか…
もう生きていけないとさとるときが、 真にひとが生きたいと強く望むいちばんのときではないだろうか