そこから

聖人のような人は、明日にでもぽっくり逝ってしまいそうな危うさを滲ませている。

わたしは聖人じゃないけれど、それは「そこ」から遠いか近いかの差でしかないのかも知れない。

何を追い求めていても、どこを目指していても、
泣いていても、笑っていても、笑い転げていても、いつでも死が先回りをしてわたしを待っている。

そんな気配がいつもする。